MULTI V-550 非接触検電計

特高変圧器の中で1000KVAを2500KVAに更新する本体が搬入された。
思ってたより小さいというのが感想だけど接続は深夜工事になるから
頑張ります。こういうのってWhiteやBlueとかもっと色のバリエーション
があってもいいと思うのは私だけではないはずです。

低圧用検電器としては高め9800円のMULTI V-550非接触検電計
を私が選んで会社で設備員全員に買ってもらいました。
同じ会社のお金で買ってもらうなら一番良い物としてこれにしました。
今日退社する直前に職場へ届いたので私が住んでるマンションに
ある分電盤や部屋のコンセントで実験してみました。
どうせ会社の中高年の人には明日私が説明してあげないといけない
ので自分でも使って癖を知っておかないといけませんから!
ある支店ビルの設備の方で低圧感電された方がいて部長判断で
電気に触れる可能性のある職員は全員が携行する様に指示が
出たのです。(検電してない、する物を所持していない対策)

電池は通常のLR44で2個使用します。
とても軽いのですがたぶんこの商品って不要に多くは生産されてない
のかもしれませんね。大量生産したら価格はもっと安くできるはずです。
大きさは私の手との比較で判断されてください。(長さ13cm)

V-550非接触検電計が示す値は対地電圧でテスターで測定する線間
電圧ではない
点は注意されてください。
人が電気に指先が触れて感じる電撃は線間電圧は関係なく対地電圧
で今回の件で職場でもそもそも感電って何?という事を係長からも質問
を受けました。普通の人はまずわかっていません!
感電は突き詰めたら対地電圧、漏電、漏電調査を考えるヒントになります
が今日はそれに該当する過去記事の復習の意味で記事にしました。
こういう事は何度も繰り返す事で私も少しだけど詳しくはなれました。

下は家のコンセントですからビルより少し電圧は低いと思うので充電部
に直接当てて測定する点については値には問題ないです。
尚、表示電圧値が15Vを超えるとアラームが鳴りますが個人的には30V
程度で鳴る方がいいと感じました。

家の分電盤内MCB二次側で同じ測定を被覆の上から行いましたが被覆の
上からでは10V以上は低い値となりました。
ただ説明にも被覆の上からでは低い値となるとありますが100Vがあるか
ないかという確認は十分にできます。
白側の対地電圧は0Vですが7Vと表示されるのは非接触式検電という
性格上、多少の周辺線の影響を受けるのは仕方ありません。

もっと配線が密集してる状況だと15Vとか出る可能性もありますが普通
の非接触検電器だと15Vでも100Vと同じ様に反応して点灯・警報音
が出て本当に電気があるのかわからない時が稀にあるのです。
MULTI V-550なら値でその判断できます、正常に100Vある配線
では被覆の上からでは下の様な値が被覆の上から検出されます。

以前私がコンセントの非接地側と接地極で測定した値が対地電圧で
V-550非接触検電計はまさにそれを表示しています。
機器プラグを刺すコンセントの2口間は線間電圧、対地電圧は電線と
大地(アース)の間に存在する電圧というのはこのBLOGを見てる方
ほどですとご存知かと思います。
ただ同じ単相線間200Vでも単相三線式からなら対地電圧100Vです
が三相電源からの単相200Vだと対地電圧が200Vとなるのは実際
に回路図を書いてテスターでアースと非接地(充電側)を測定する
のを想像したら電気工事士の勉強をされた方ならわかります。
変圧器の種類及び二次側結線の違いで対地電圧は異なります。

実際動力変圧器のデルタ結線では1相を接地してるのでその相は検電
すると反応しません。(通常R相、でもTやS相でも構いません)
ですから動力回路を検電する時は必ず三相すべてにこうした検電ツール
は当ててCHECKしないと思わない感電事故の原因となります。
下の人体実験、マグネットが投入状態となってるので各線間は200Vあり
ますがR相のみ対地電圧は0Vですから素手で触っても感電しないのです。
もしS相接地でこんな事をしたら200Vに感電してしまい危険という意味!

上の場合では変圧器の二次側R相からB種接地がされているのです。
又その線を利用して低圧地絡を検出するLGRシステムがあります。
尚、単相三線式では中性線接地のため単相三線式の真ん中の配線は
下の様に素手で接触しても感電しないのも同じ理屈です。
ただ通常は放射温度計などで点検をして★充電中はいかなるポイント
も素手作業は禁止です
★_あくまでBlog記事の事実証明のため!

上の単相三線式の真ん中は下の変圧器のB種接地につながっています。
単相三線式変圧器二次側の真ん中が感電しない理由はもうわかりますね!
(変圧器は線の太い方が低圧で細い方が高圧ですから暗記の事)
皆さんの家の中に来てる電気3本もこの変圧器と同じ種類の変圧器から
給電され同じ様に3本の真ん中配線はB種接地されています。
現場未経験の方はメガなど測定ツールを自費で購入して測定されてみる
事をお勧めします。何事も見て理解しただけでは理解度50%です。
家にある分電盤でもメガ、クランプ、テスターなどあれば実習ができます。
★電験はあるが測定作業はできない!で着任したら恥をかきます★

私が以前勤務していた工場は動力は440Vで変圧器は混触防止板を
接地してありました。つまり混触防止板をB種接地する事で二次側電圧
が300Vを超える変圧器の二次側電路は非接地状態となります。
でも検電器がちゃんと反応していたのは線路の対地間静電容量による
物だと理解しています。

余談ですが直流回路で検電器が反応しないのは直流を線路にかけた時は
対地間静電容量が発生しないため人体と大地が接続されないからです。
メガは逆に直流電圧を線路にかける事で対地間静電容量を発生させない
で対地間抵抗のみを測定
する方法です。
ただ交流状態で考えた場合、対地間抵抗による漏れ電流成分は電圧と
同位相の成分となります。

絶縁測定が困難な場合は漏れ電流が1mA未満である事を確認する
と法にはあるのはご存知ですよね?
対地電圧100V回路なら絶縁抵抗は0.1MΩ以上ですがその点では?
(抵抗R=1mA÷100V=10万Ω=0.1MΩ...理屈には合います!)
メガの電圧事の絶縁基準は対地電圧で線間電圧ではないです。
年1の法定点検時以外★今の時代は漏電調査のために電気を止めて
絶縁値で調べていく事が許されない時代なのです★

I0r測定は電圧と同位相の漏れ電流を測定する事でメガと同じ対地間
抵抗に係わる判定をするから絶縁判定として扱える
のです。
だから単に漏れ電流測定(I0)は対地間静電容量による漏れ電流(I0c)
を含むので厳密に言えば絶縁判定とは言えない!
リーククランプメーターでもある程度の周波数成分を除去するだけです。
周波数カットのない測定で1.2mA、リーククランプメーターで0.15mA
だけどI0rでは≒0mA、停電させて測定したら100Vメガで20MΩ以上
100V単独回路で1.2mAでは絶縁不良?でもそうではないのです。
接続される機器や配線状況などで周波数カットのない安いクランプで
測定すると稀にこんな事が発生しますが電気を管理する現場では
リーククランプメーターを普通は使用してるはず、ホームセンターで
売ってる1万円のクランプメーターでは漏電管理には使えません!


逆にあるMCB回路のI0が1mA未満であればI0=I0r+I0cだからI0r
も1mA未満で問題ないとI0rを測定できなくても判断できます。
ただI0が3mAであった場合リーククランプメーターで測定しても2mA
ならばI0rで測定して1mA未満を確認するか停電させてメガで絶縁
判定が必要となります。
私が管理してる現場の動力変圧器でいつもB種接地電流が100mAが
1台あるのですがI0rで測定したら25mAで50mA未満を満たすと判断
して良い
と保安協会の方から承諾をもらっています。
対地電圧、接地、I0rと電気主任をする場合はここまで発展させて認識
しておかないといけません。★漏電調査ではそれら知識が必要です★

でも私も漏電が発生したら自分が調査しないといけない立場になって
苦労という汗臭い行為で身につけた事が半分以上ですから最初の頃は
わからなくていくつか実験もしたりしました。
テナント営業時間外に深夜、盤の接地線を外すと非接地となり電源での
高いI0rが消えるのか?と思えば実は減らない???
そう今度は建物のどこかを経由して変圧器B種接地に戻ったのです!
ええこれどういう事なん?アンタどこに逃げてるの?広島弁で思わす
言葉が出てしまいました。
これはその建物の構造により違うのかもしれないけど理由は不明でも
この現場のその分電盤では事実なのです。

あの時は私がある漏電で苦労してる話を出入り業者が聞いて一度に
10箇所I0が連続で測定と記録までできる業務用の機械を無償で貸し
てくださいました。
機械は貸すけど口は出さない...そのベテランの人は私が一人でこの
問題をクリアーしないと一人前になれないをご自身の経験からわかって
おられたのです。そう私も最初はこんな程度だったんです。

書物にあるノウハウとはそこだけにある特異な状況までは想定してない
のでイザでは思う様に結果が得られない事が多いのです。
今でこそあそこが漏電したらあそことだいたい推測ができるのはそう
したこの現場での過去経験の積重ねです。

保安協会の方が私に"漏電とは電気屋の永遠のテーマです。"と言われ
た言葉は今も私にとって名言ですね。。。

自分で五感で苦労して気がついた事、習得した事は永久に忘れません。
五感を伴わないベテランからただ習った事、本で勉強した事は必ず自分
でも実地で試さないとそれらは時間の経過と共に忘れて最後は電験三種
の資格はあるがただの人
になってしまいます。
学校ならば知識だけの優劣を競うのでそれでもいいけどお仕事ではイザ
何かがあったら本を見たりNETなんかで調べてる暇なんてありません。
すぐ現地に行って対応しないといけないのです。そんな時に人ができる
事というのは五感で覚えた事だけなんです。


"テナントから電気が止まったなんとかしろ"と怒鳴られたら頭だけの知識
なんて一瞬で吹き飛びます!(心の動揺が頭と体をフリーズさせる)
そんな時頼りになるのは過去自分が解決してきた故障・事故の記憶ですね。
どんな種類の現場対応も私の様な凡人ではこの程度しかできません。
知識は体験があってその生かし所が見えてくる★今日は無駄話が過ぎました★

管理から電話があって元テナントAが使用していた部屋の現状回復工事
があり室内分電盤を業者が交換するので調べる様に依頼がありました。
テナントの貸部屋には通常どこの現場でも区画番号というのを最初に
設定してるはずです。(通常電気施工図面に記載あり)
そうでないと工事などで管理ができませんからその部屋の区画番号が
わかる資料を見つけておく事です。
都合営業が自分達でつけた部屋番号と施工時に設計事務所がつけた
区画番号は必ず同じになってるとは限らないので注意します。
元テナントAの区画番号が501でした。

区画番号501がわかり施工図面でEPS-Aの分電盤から給電されている
のがこれで判明したのでその分電盤にて回路MCBを探します。
電気施工図面のCVT回路の線番でそれはわかりますが私は各テナン
ト送りのMCBには関係する区画番号を貼っています。
こうすれば通常はわざわざ施工図面を確認しなくてもわかりますからね。
ただここで501を停電させるには502のテナントとの調整が発生する事
が判明しました。


1社で階の1/4以上のエリアを借りてるテナント・店舗ならば専用の容量
の大きな単独MCBですがそれ未満だと他社が絡んでる事多いと思います。
その502が飲食店で501電源工事で停電させるならば冷蔵庫の食品対策
としてドライアイスを手配したり、事務テナントでも本社とのネットワークが
あるなら事前にテナントにシステムを停止をしてもらう必要があります。
その辺の配慮も考えて停電させないとオーナー側が損害はすべて弁償と
なるし調べた電気主任の責任も問われてしまいます。

501室内に新たに電源を追加するためにEPSでの停電が必要となった
場合では電気室の回線電源を切る必要となり停電範囲が更に拡大する
ので停電となるテナントを絶対に間違えて話を進めてはいけません。
こういう調整作業は工事業者ではできないので電気主任が事前に間に
入り調整してあげないといけません。

501テナントが業務用エアコン工事で動力電源が必要として空きが
ないならば電気室の配電盤にMCBやELBが増設となります。
この場合ではMCBの一次側電源を止めないといけないので6600V
変圧器一次側にあるLBSの開放が必要となります。
こうなると停電範囲が広範囲となるので夜中しか作業はできません。

たとえば室外に室外機用電源盤を増設するため電気室にELBを
増設して屋外まで敷設工事した例です。
テナントと事前に決めた停電可能時間以降となり準備ができてから
業者に"電気主任さん電気を止めてください"と言われたら変圧器
LBSを切ってあげてください。
最初にその変圧器二次側のMCBやELBをすべて開放で無負荷に
してからLBSを開放するのが基本作業です。
最後に必ず電圧計で電圧0を確認してから業者に接続作業の許可
を出します。
尚、LBSは6600V部分になるので操作時は絶縁手袋、電気ヘルメ
ットなど安全対策をして操作します。

盤にELB増設とケーブル接続工事が完了したら送電前に必ず業者
に絶縁測定をさせて問題がないのを確認
します。
三相で対地電圧が150Vを超えるから0.2MΩ以上だけど新設工事
では100MΩ以上あって当たり前です。

ありえないど新設時にもし0.5MΩしかなかったら私なら絶対に回路
に電気は送電はしないです。
更に負荷機器がまだ接続さえされてないのですから50~100MΩに
なるまでは業者監督に作業箇所の点検をして原因調査をしてもらい
ます。

絶縁抵抗値の電圧事の基準とは100V回路なら人間の通過電流を
1mAとしたらオームの法則で逆算すると10万Ω(0.1MΩ)ですね。
人が感電しないための最低基準ですからその値さえ満たしていれば
いつでも大丈夫ではなく、そんな状態では必ず不良箇所があって更
に劣化傾向に向かうのは私も現場管理をして肌身に感じています。
しかも負荷はこの時点でまだ接続されてないのですから尚更です。
でもそれもその現場の電気主任の判断で0.2MΩ以上ならALL許可
とするなら他人のする事ですから異論はないです。

次にLBSの投入を最初に行いますが変圧器は受電すると特有の
ブ~ンという振動音が発生します。
これは鉄心の磁気ひずみ現象により鉄心が伸縮して生ずる振動
が絶縁油を通し外箱へ伝わり振動音となっています。
電気室とは変圧器がなければほぼ無音に近く電気室で感じる音
とはこの振動音の事なんです。
次に盤電圧計で二次電圧に問題がない事を確認できたならば
各二次側のMCBやELBを投入すれば送電作業は完了です。
送電してからより送電する前に発生電圧を確認するのがベター!

この現場で定める保安規定ではこうした電気工事の成り行きを
最後まで確認する義務が私にはあるので屋外では念のため
検相までしてもらいます。(持ってきてないなら貸してあげます)

こういう工事を他のテナントが活動中の昼間に行う場合で特に注意
が必要なのは騒音の問題です。
アンカー作業や貫通作業をするならせめて昼休憩時間に行い当然
それでも近隣のテナントには響くわけなので作業15分前にはテナント
に行き騒音工事を今から30分行う事など連絡は必ず必要です。

事前にテナント責任者に文書で伝えていても働く従業員の人はほとん
どの方はあまり理解してないのですぐにオーナーとかに変な音がして
いるなど苦情を言われる方が一人はいます。
オーナーから言わせたら”立会いしてる者がいて何をしてるのだ”と
貴方が激怒を受けてからでは遅いのです。
人って極論を言えば自分の都合でしか行動しない、物を言わない
わけで貴方は貴方の都合が通る様に事前に配慮が必要です。
こういうのを俗に言うお仕事の段取りが上手い人と言うのです。


私のおバカなパートナーを紹介します。
二人でひっそりと生きていけたら私たちに望む物は他にはありません。

3LDKの部屋で1個は物置代わりにしているので普段は片付け程度
でしか入らないのですが、くるんである異様な物を発見しました。
中を見ると夏に私たちの家にまぎれこんだクワガタの男の子をがいた。
寒いからこうしてるんだろうけどどんな小さな存在にも優しいアイツの
こんな性格こそ人間にとって一番大切な事です。

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