今年度停電作業, 絶縁抵抗測定

今年から特高変圧器のNO1とNO2は休止状態で新設NO3の2500KVA
のみなので操作するVCBは減りました。下が新設の変圧器(屋外型)
効率を考えないならば3台並列運転にしておいた方が1台が仮にダウン
しても支障なく営業活動の継続ができます。
NEWだからそういう事はまずないという事で1台運転と決めました。

停電させる場合は青ラインVCB切り⇒緑ラインVCB切り⇒オレンジライン
VCB切り...以上の操作を停電5分前に完了させます。

現場によっては一番下のMCBから教科書通りに切り操作をしてる場合
もあるでしょうがVCBの遮断容量は12KA(12000A)以上もあるわけで
VCB単位で停電させても支障はありません。
この現場での受電点での短絡電流は約6000Aで受電VCBの遮断容量
は16KA(16000A)
ですから緊急時はいきなり受電VCBで全停電させる
事もできはします。
実際私の前任者はいきなり受電VCB切りで全停電させていましたが
一応は背中で業者も見ていて"電気の止め方の基本も知らないのか"
と思われたくないのでせめてVCBだけは下から順番に切っています。
高圧受電の場合⇒高圧停電手順

電力会社の指令センターに停電30秒前に電話をして相手と電話がつ
ながった状態で最後に受電VCBを切ります。
★これで停電発生★
実際には受電VCB以外は5分前には切りですからすでに停電状態です。
発電機は電力が送電を止めたら受電VCBの一次側にある27が動作し
自動起動、同時に電気室など重要設備の照明や非常電源が復旧。
中間VCBが27と連動して切れるので電力への逆送電はないです。

発電機は各階分電盤まで電気を配給せず各EPSにある27が動作
して非常照明が全フロアーで点灯状態となるため蓄電池保護上
非常照明送りMCBはタイミングで切ります。
実際は青ラインVCB切りの段階で非常照明は各点灯しますが最初
からMCBを切るならばランプを持ってないと自分の場所まで真っ暗
となり身動きが取れなくなります。
非常照明は発電機が稼動して切れば十分間に合います。

中央監視システムは停電作業とは無関係で生かしていると警報の
オンパレードとなるので残務処理が済みしだい停電30分前には
ShutdownをしてそれのUPS電源も忘れずに切りとしておきます。
中央監視システムはあくまで状態監視と発停でそれで現場設備を
制御してるわけではないので切ったからとビル内が停電したりは
しません!(停電を感知して自動Shutdownする物もある)
VCBはリモコンリレーと同じで中央監視から切り信号を出さない限り
システムをShutdownしても関係ないです、ただ空調機やファンは
中央監視が止まると現場に三相動力があっても停止します。
又復電が朝5時であった場合、朝4時に起動する様な排気などは
運転されないので忘れないで手動起動しておきます。
厨房の人が朝早く仕込みに来て火がつかないと苦情を言われます。

上の操作で回路を開く受電用22KVのVCBがこれです。
高圧VCBより遮断容量が16KAと少しだけ大きいだけで他は同じ。

こういう停電作業でのVCB操作は中央監視PCからではなく電気室
にてこの操作レバーで開閉を行います。

各電気室などに送電する送りのVCB、まずここから電気を止めていきます。
停電させる時はいいけど復電させる時は作業員が全員そろってからでない
と投入は絶対にしない事にしています。
屋外キュービクルなどでまだ作業してる人がいたら...考えただけで怖い
から作業終了後の人員全確認はとても大切です。

電力会社が送電所の送りを止めたならば彼らの合図で受電DSを開放
次に同じ合図で甲種接地を受電DSの一次側につけます。
受電DSの一次側ですから22000Vを止めてもらわないとできません。
(正確には電流さえ0ならDSを開放するだけなら電圧があっても可能
だけど電力会社指示で電圧を0にしてからDSは開放します)
下をDSの一次側受電部にかけて固定しますが必ずアースが効いた
状態で取付作業は行います。
接地取付が済んだら電力会社に連絡して相手から作業開始の合図を
もらってから本日はSTARTとなります。
★ここで業者に作業開始指示★

引っ掛けて回して締めるだけだから教えたら取付は中学生でもできます。
いえ高圧機器の操作なんて誰でも実技ですればすぐ覚えられます。
様は安全にその意味を理解して行っているかがポイントです。
低圧でも高圧でも短絡させない、電流が流てる状態を生で開放しない
この2点だけは私がいつも意識してる事ですね。

各需要家の受電VCBや受電DSには電力会社が割り当てた番号があって
たとえば"57Aを開放願います"とか言われけして"受電DS開放願います"
とは言われませんから停電作業当日の操作表が電力会社からmailで
届いたら初めての停電作業ではそれは確認しておきましょう。
受電設備、配電設備点検では保安協会の方と業者全員で30人が作業
されますから確実に電気を止める、復電させるのがこの日の私の一番
のお仕事となります。

それとこの★停電作業こそ最大の学びに場とも言えます。
電気主任だからそんな事は質問できないではなくて今日は保安協会
や各電気のプロが集合してるので普段の疑問をぶつけてください。
高圧受電機器の実操作の経験がない方は彼らによく習っておく事を
お勧めします。
NETなんかで誰かに質問しても素性の知れない相手で本当かどうか
もわかりませんが彼らこそ本物でその経験話もすごく勉強になります。

実は停電作業は一晩では終わらないので二晩連続作業でした。
夜23時に出勤して朝7時に退社、同じ日の夜23時に出勤、朝7時退社。
私と23才と35才の方の3人が停電作業の担当です。
業者の作業状況を確認しながら私もビル電気担当として行う事がある
のでその合間で行います。
初日は排気ファンのマグネットの取替を5台行いましたが11KW程度の
モーター程度まで私がします。それ以上は業者作業です。
これは私が決めて会社に部品だけ買ってもらいしてる事で会社からそう
する指示が出てしてるわけではありません。
たとえば前に連動起動していた排気ファンを個別化してタイマー取付を
した記事がありましたが今回はそれのスターデルタのマグネット取替も
行いました。⇒マグネットスイッチ取替方法

取替前です。
排気ファンが故障して動かせなくなり取替まで7.5KW仮設排気を業者が
持って来たのでタイマー付のマグネットを自作しそこから配線した時。
その後で本修理取替が完了したのでスターデルタをタイマー制御する
方式に変更しました。
元は中央監視から制御するある排気と連動運転していましたが2台が
共倒れする可能性があるのでこの排気は現地で個別運転にしました。
こういう判断は便利な様に電気主任が変更しても構いません。

こういう端子部までカバーがあるのが三菱製の特徴です。
別に富士電機のでもいけますが物が異なると取付ピッチが異なったり
すると盤にねじ山を切ったり余計な作業が増えるので同じメーカーの
パーツを購入するのが無難ではあります。
個人的には富士電機のマグネットの方が私は扱い易いです。

取替後
この段階ではタイマーの横にあるマグネットは使用してません。


2日目は絶縁抵抗測定ですがどこの現場でも保安規定で年に1回は
行う記載になっているはずです。
高度な漏電検知システム(LGR)があってもこの作業は省略できません。
当然こんな短時間では全部できないので8割は開店前や閉店後に私が
少しづつすでにしてるので今日はその残り分作業となります。

今日はわかり易い小さなSHOPのテナント分電盤の例で紹介します。
1.メガのアースを確実に取付してから主幹のみまず切り、子MCBやELB
は入れた状態で一括メガを測定します。
(私の使用してるメガはバッテリーCHECKをしないと使用できない)

使うのは100Vメガにされてください、これで100VメガFULLレンジ指示
(20MΩ以上)ならば子回路の絶縁はすべて良好と思っていいです。
たとえば14回路中1回路だけ0.1MΩであった場合の絶縁抵抗値

では100回路で99回路がRMΩとして1回路が0.1MΩであった場合は分電盤
主幹の絶縁抵抗値を上と同じで計算するとこんな式となります。
(分母は常に10以上ですから0.1MΩを超える事はありません)
この様に1回路でも0.1MΩなる値があると主幹測定の段階でわかります。
絶縁抵抗測定で最初に主幹一括測定を私がするのはそれが理由です。
(その分電盤に異常があるかないかを最初に調べる事で判断ミスを防止)

テナントでの絶縁抵抗測定は各機器を含めた状態で測定するので
注意しないといけないのは印加電圧で500Vメガなんてかけてはいけません。

テナント分電盤主幹一括メガでも通常はこういう表示か∞かどちらかで
普通です。
100Vメガの有効レンジは20MΩまでなのでそれを超える値では∞となる
だけで世の中に∞なんて絶縁値は存在しません。
電気主任が∞(無限大)なる扱いをしてると電気の詳しい方から見たら
程度を悟られるので注意しましょう。
現場で測定してみるとわかるけどこういう針式の方が測定間違いは
絶対に少ないし、構造がシンプルなので故障も少ないです。
もしメガを買うならばデジタルではなくアナログ(針式)をお勧めします。

2.一括メガで20MΩ以上ならば各子回路においても正常な状態なの
で安心して各回路絶縁抵抗測定を行います。

ただ時間がない状況では一括メガだけを基本測定して、そこで不良が指示
された場合だけ各子回路を調べるというのも方法だと思います。
当日の人もいない、時間もない、結局何もできないそのままではそう
なるのが明白ならば絶縁値が正常かどうかだけでも確認できれば言葉
は悪いけど数字はどうでもなります。
最近ビル管理会社では停電作業の残業代がもったいないから電気担当
だけ+業者で停電作業を命令する会社もある様ですからそういう場合に!
業者作業確認の間にたった一人で何ができると言うのですか?
(記録には子回路もすべて正常20MΩとして結果は保存)

測定していてすべて∞表示でまったく針が触れていない場合はもしかして
そのメガが古い物であれば故障してる可能性があります。
測定前に電池CHECKと接地をつけた時に導通CHECKをされていますか?
金属盤であってもに塗装面にアースをつけてはダメです。
仮に導通CHECKできていても盤内の緑線が接続されてる金属部にアース
はつけてこそ正確な絶縁抵抗値が測定できるのです。
正常でも∞になったり20MΩになったりまったく針が触れないという事は私の
経験上ありません。
それに年1ですからそれなりの規模の現場では少なくとも1個は絶縁値が
1MΩを下回る箇所はあるのが普通です。特に飲食関係では!
すべて絶縁抵抗値が∞という結果は私から言わせたら少し怪しいですね。

ところが★主幹測定でいきなりこんな指示になる事があります★
0.04MΩと完全にBATな値...基準では対地電圧100V回路が0.1MΩ
対地電圧200V回路が0.2MΩだけど完全なる基準値未満ですね。
乾燥したSHOP系ではまず主幹一括で20MΩはあるのに絶縁不良が1回路
でもあると最初の主幹絶縁抵抗測定の段階でこんな値となります。
コンセントに接続されるコードをねずみにかじられたり、そうでなくても同様
の現象、接続された機器異常です。(内線規定では1MΩ以上が好ましい)
100Vメガでは針が角度60°の位置を示したらヤバイのがあります。

上の主幹一括絶縁抵抗測定で0.04MΩの様な状態でしたらメガを連続モード
主幹測定状態で上のMCBから順番に切っていきます。
不良回路を切った時点で20MΩ以上に回復となりすぐに発見できます。

今回測定でこういう基準ギリのケースがありました。
新設時はこの回路は100Vメガで20Mはあったはずでそれがここまで低下
するのはたとえ基準を満たしていてもいずれ更に悪化すると思います。
又そのコンセント回路に負荷が多いと言っても20Aという制限があるのだ
から接続機器数持って絶縁値20MΩが1MΩになるはありえないです。
その点でぜひ修理を勧めてますが基準を満たしてるなら金かけて修理
しなくてもいいではないか?と判断するテナントも中にはいます。
法的基準を下回らないとオーナーより業務改善命令が出せないのです。
こういう基準ギリのポイントは覚えておきましょう、いずれ変圧器で低圧
地絡が発生するでしょうからそこを最初に点検する事となります。

今回測定していてこんなケースもありました。
飲食店舗だけど分電盤の近くに水道管がなぜか取付されていて盤の扉が
これ以上開ける事ができないのです。
電気屋さんでない業者って電気とか無知なのでいつもこんな取付をして
私の様な電気を担当する者を困らせます。
これ以外でも重機や高価な物があるせいで盤の扉が十分に開けられない
事がある場合でも奥側回路の絶縁抵抗測定ができません。
今回ここでは主幹で0.05MΩを測定したので何としても奥側回路の測定を
しないといけません。

ただこういう風に0.1MΩを完全に下回っていてくれた方が私も助かります。

こういう場合はすべてのMCBを一旦切り、主幹で測定を行い奥側の回路を
1個づつ入れていけば不良回路はわかました。

上から2個目のMCBを入れたら0.05MΩ、それを切った状態ですべてのMCB
を投入して主幹一括測定したら20MΩ、不良回路は決まりですね!
(奥に手を入れてMCB入切りする程度の隙間はたいていあります)
この値では放置すると1ヶ月以内にB種接地で500mAも検出して低圧地絡
が発生するでしょう。
ただ業務改善命令ができるので翌日にでもフロアー担当と店長に報告します。

0Ωだったら?それだと対地間で短絡ですからELBでなくてもMCBでもトリップ
します、回路がトリップしてないなら測定上は0でも0Ωの絶縁値はないです。
対地電圧100Vならば絶縁抵抗がたった10Ωしかなくても20AのMCBはトリップ
しないのはオームの法則でわかるでしょう?
上の場合だと絶縁抵抗が4Ωより下がれば理屈ではMCBが漏電でもトリップ
するという理屈になります。
ELB回路だと30mAでトリップしますがMCB回路だと絶縁がガチに悪くても
動作しないのでたいてい★絶縁不良というのはMCB回路が多いです
特に変圧器での低圧地絡警報(LGR)がない現場は要注意!

それと絶縁抵抗測定作業では記録を間違えない様に測定用のシートを
エクセルでこういう感じで作り私は使用しています。
こういう盤の子MCBは左右にあるのでこれなら右列の上から2番目と値を書
くだけで場所も後でわかります。
実際の停電作業は夜中作業が多く電気がないのでライトを照らしての
作業となる
ため記録するだけでも負担となるのです。
又事前にテナントに盤の前から物を移動させてもらう回覧をしていても何
もしないで平気で物を積み上げてるなんてケースもあり、絶縁測定は測定
以外の無駄な作業が多いとも言えます。

テナント絶縁抵抗測定が終了したら自分だけわかって終わりではありません。
会社に結果報告をしますが1テナント事の結果用紙をそのまま提出しません。
そんなたくさんの書類のコピーを上司やオーナーも困ります。
一目で全体状況がわかる物でないといけません、たとえば私の場合、テナント
絶縁測定についてはこういうスタイルで作成して提出しています、これなら一目
でどこのテナントに不具合があったのかわかると思います。
2階と6階のテナント内の単相三線式盤で絶縁不良があるという意味です。
それらは最後に別紙でも個別に写真付の説明文が必要となります。

必ず対応は報告を出す時点ですでに済ませておかないといけません。
ただ結果報告だけだと電気主任技術者の対応ではありません。
上司より電気主任の貴方の方が電気については詳しいのですから!
これでテナントから逆に修理相談があってから私は修理活動をします。
又は自分で困難な状況なら業者を呼びますがすべてにお金がかかる事
なので必ず相手からの申し出があるまではこちらからはテナントという
他人の私物には無断では手は出しません。
測定日に異常を発見しすぐにコンセント交換をしたとして"そちらが無断
でした事だから修理費用なんて払わない"なんてそういうテナントもいます。
この辺の進め方は各現場により昔からされてきた方法があるのでそれに
従い修理を行います。


ご存知でしょう絶縁抵抗測定の電圧による基準値の違いは対地電圧で
あって線間電圧ではありません。

ですから単相三線式の線間電圧200Vは対地電圧は100Vなので絶縁は
100V回路と同じ0.1MΩなのです。
人間は電気を感じるのは1mAで100Vならオームの法則で10万Ωつまり
0.1MΩ、200Vならば0.2MΩつまり絶縁測定とは対地間抵抗分漏れ電流
が1mA未満であるか対地間抵抗値を確認する行為
なのです。
火災は1000mAから可能性が出てくると文献にはあるので絶縁抵抗測定
は人間の感電度合いを調べる行為とも言えます。
電気主任はなぜ100V回路なら0.1MΩ以上なのか理由を知りましょう。

法的にも対地電圧であると明記してありますね。(通常ビル内は接地式電路)
厳密に言えば線間電圧と対地電圧は必ずしもいつも一致しないわけで仲間に
電気主任として指導するならこう教えてあげてください。
ただ下の値は限界値であって去年まで20MΩであったのに今年0.3MΩになって
いたら法的にどうこうの前に何か急速な劣化兆候が発生してると考えますが特
に飲食関係の厨房では時々発生します。

その回路の絶縁基準がわからなければこうして線路と接地間の電圧を実際
に測定されてください。
★対地電圧を確認する★
ちゃんとテスターのAC電圧レンジで測定するにあっては問題は発生しません。
(抵抗レンジで電圧を測定したら短絡して火傷をするので注意します)

メガ測定で回路にかける電圧は使用線間電圧相当が望ましいとの事です
が測定電圧値について法的な縛りは実は絶縁抵抗測定ではないのです。
"200V回路だから必ず250Vをかけないといけない"は前述した様に機器
を接続した状態で絶縁抵抗測定をする原則から例外なくトラブルなしは
保障できないからです。後は現場の電気担当の判断しかありません!

絶縁抵抗測定をテナントに実施した後で機器異常が発生すると必ず
変な電気をかけたせいで故障したので弁償してほしい
と言われてきます。
法的に正しい事をしてもテナントの私物を破損させたらそれは別問題で理由
にはならないのでオーナーが弁償する事になります。
実際には管理会社の課長位と電気主任の二人が平謝りで弁償でしょうが
当然オーナー又は上司から迫められるに近いくらい質問攻めに合うでしょう。
どうしてしたのか?事前にわからなかったのか?結果論しかないです。

絶縁抵抗測定についてトラブルを極力防ぐため私はテナントの三相200V
回路でも下の様に100Vメガで測定をします。
三相変圧器二次側デルタの対地電圧は200Vですから0.2MΩ以上です。
様はその回路における対地間抵抗値が基準値以上あるか確認できれば
いいわけで100Vメガでも私は問題なく異常回路を発見できています。

稀に停電のタイミングで故障してしまう古い機器もあり、この更なる対策として
私の提案で昨年100Vしかできないメガを会社で購入しました。
切替えて500Vや1000Vメガにできると間違えたのではないかという懸念は
常にもたれてしまうからです。
上の様な報告書ではどんな絶縁抵抗計で行ったのか型式を書くのは重要!
3個購入してもらったので1個は私が机の中に入れて私物化してます。

ですが幹線メガでは500Vメガ、高圧系統の調査では1000Vメガが必要となる
ので100Vメガだけあれば電気管理ができるわけではありません。
このメガはテナントが係わる部分については絶対に使用しない事にしています。

電子回路が絡む状態ではI0rで判定を行わないと故障又は動作不良の原因
になるのでメガは行いません。
空調機でも最近は制御回路は基盤制御ですからMCBの主幹ではなくてマグネット
の二次側のみで測定して、制御回路は復電した後に制御回路電源にてI0rで
1mA未満を確認します。(I0で1mA未満ならそれでいいです)

又家庭では4年に1回実施される漏電調査は今は見てるとメガ測定か漏れ電流
測定でされているのビルや工場でも有効な絶縁管理方法です。
私の経験上、"何でもすべて絶対にこう行う"というのは現実問題としてイレギュラー
に遭遇した場合に破損させる可能性があるのでその辺は各現場で臨機応変に
明確な根拠を持って対応するしかありません。


毎年保安協会の方が私が管理する現場の受電設備のリレー試験などに来られ
ますが参考のため質問した件をお話します。
こういう客先設備を扱うので破損させたり客に迷惑をかけたりしたら大変な事と
なるので電気実務の道理がわかる経験者しか採用されないそうです。
又見てるとチームワークで行うので人との協調性がない人はいくら頭が良くても
無理だと私も行います。(人間関係が苦手な人は絶対にできないお仕事)
客が休みの時にしか作業できないわけですから深夜作業が多く、点検以外では
各自が50件程度の現場を担当していて夜中に漏電警報が出れば私が深夜
でも出勤するのと同じ事をされてるそうです...楽な お仕事ってないのですね。
そういう現場下積みを10年以上して今度は事務所で幹部となれる様です。
だからやはり遅くても40才まで、点検業務メンバーを見ていてもガチなオジサン
とか保安協会の点検してる人で私は見た事がありません。

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