ビル漏電監視システム

単相3線式においてR相とT相は逆位相のため変圧器B種接地
に流れる電流値はR相の対地電流からT相の対地電流を引いた
物になります。
計算は単純にオームの法則で各電流を求め簡単な複素数計算
で求める事ができますが対地静電容量が平衡しているとすれば
最後は抵抗値だけで示す単純な式となります。

②は対地間抵抗を1MΩと0.01MΩとした場合ですがその時にB種
接地に流れる電流値です。
いずれにしても接続負荷が原因で漏電が発生した場合はB種
接地の電流が上昇する事となりこの値を常時監視して建物の
漏電を監視するのが低圧地絡警報(LGR)というシステムです。

通常変圧器のB種接地に流れる電流は私が管理する現場では
5~35mA程度ですね。
ここが50mAを超えたらそれが異常か設備上の仕様が問題なのか
調査が必要です。

ただ実際に漏電が発生すると300mA以上となり大きく値が変化
するので事故時はすぐにわかります。

設定変更とリセットは現地盤でないとできません。
漏電原因がわからないからと警報設定を極端に上げたりOFFに
してる現場は必ずあります。
とても危険な行為ですから絶対にそれはされないでください。

中央監視PCでも地絡が発生した変圧器はわかります。
これが動作した時に対応するのが電気主任技術者です。