電気主任技術者 冷却塔制御

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電気主任技術者になるとは 初めての電気主任技術者電気主任技術者 Q and A

★直近の記事です。
漏電1000mA発生!これが電気主任技術者の仕事電気主任技術者 創意工夫
私の携行ツール 受電設備変更工事 打合せ 故障時シーケンス回路点検

過去★200記事中で検索等で前月にアクセスの多かった記事です。
貴方に必要な、今知りたい事もどこかにあるかもしれません!
受変電設備取扱基本受変電設備月例点検方法動力盤月例点検絶縁管理基本
直管LEDバイパス工事電気火災事故実例1万5千円でI0r測定可能蛍光灯安定器交換
停電時対応故障時シーケンス回路点検スターデルタ起動モーター冷温水発生機原理
力率改善用コンデンサー停電作業マグネット交換 1マグネット交換 2受電保護継電器
キュービクル設備1分電盤説明遠隔監視 本日作業 電験三種B問題
電気設備保安規定 ⇒ELBと接地の有効性⇒私の毎日1⇒私の毎日2


冷却塔は前に記事にしたけどより中身のある内容で更新しました。
こういう事は繰り返し学習する事で自分のスキルになると思います。
冷却塔(CT)は冷温水発生機、ターボ冷凍機では必ずある重要設備です。
猛暑時期に不調になっても業者がすぐに来れない場合などありえ応急対応
のため電気主任も相応の理解をしておかないといけません。又、こんな時
職場で頼りにされるのは電気がわかる人なんです。

上にあるモーターで冷却ファンを運転させて下から上に熱気を吸上げる
事で循環水の一部を蒸発させて水を冷やすのです。。
内部の補給水は蒸発した水を補うための物で循環水の冷却とは関係
してないので勘違いしないでくださいね!
水の入と出の温度差は5℃があれば正常に機能しています。
逆に言えば入りが30℃であれば25℃には冷やせますが20℃とかに
は絶対になりません。(設計の仕様のため)
これは冷凍機の冷却水の入と出の温度差が定格で5℃となる様に設計
されてるからで5℃には意味があるのです。

水を蒸発させる冷却塔ファン制御と過冷却を防止するバイパス制御
が冷却塔のすべき制御です。
こういう温度制御はTIC制御、T(温度)、I(指示)、C(制御)と言います。
CDPとは冷却水ポンプ、TEWは温度検出、CWCはブロー装置の事で現場
でよく言われる言葉です。日本語ではほとんど言いませんね。
(日本人だから日本語で言えなんて言うと逆に恥をかくのは自分)
バイパス弁はTEW(温度センサー)で水の温度を検出してTICでバルブ
開度を制御してるのがわかると思います。

水温が冷たいならば冷却塔手前で冷却水をバイパスさせて不必要に
冷やさない制御、逆に夏場では冷却水は35℃もあるので必ず全閉。
冷却塔ファンも同じ様に別のTEWとTICで発停制御してるのは見ての
通りですね。この場合は起動と停止の切替制御となります。
夏場では全台数の冷却塔ファンが運転しています。
圧力の制御ではPICという言い方をしますが冷却塔は温度制御なの
でPICは必要ありません。(ポンプ台数制御は当然PIC制御となる)

外気3℃になってONというのは配管の中の水が凍結するのを防止する
システムだけど真冬は水を抜き冷却水ポンプ電源をOFFにするのでこの
現場では実際機能させません。(寒い地域で冷房運転をするなら必要)

★TIC6の制御(冷却水バイパス弁の開度調整)
これは前述した様に冷却塔に冷却水を送水する量を制御する物で
写真の様な現場接続となるのはわかると思います。
このバルブの開度が増えるほど冷却塔への流入量が減り冷凍機
への送りの冷却水温度が上昇するのです。
TEWの現在温度と設定値の差が小さくなるほどバルブは閉まる!

9~7番で水温度情報、13~15番で実際のバルブ開度の情報
を入力しながらバルブ開度の自動制御を行っているのです。
電磁弁の様に全閉か全開ではなく電動弁だから適当な開度と全開
か全閉かのいずれかの状態を持ちます。
冷却水ポンプが起動すると接点Aが閉じてリレーPX5がONとなり
①のa接点が閉じる事でR24からのDC24Vが11番端子にかかり
10番端子から信号が出リレーOPX5がONとします。
するそのa接点が閉じて冷却水バイパス弁が開くのです。

逆に閉める場合は12番端子から信号が出てリレーCLX5がONと
なりそのa接点が閉じて冷却水バイパス弁が閉まります。
停止中はダンパーやバルブを全閉するのが原則ですから冷却水
ポンプの運転が停止すると②のリレーPX5のb接点が閉じる事で
リレーCLX5に電圧をかけて冷却水バイパス弁を全閉にします。

★TIC5の制御(冷却ファンの起動停止)
冷却水温度を計測しながら9~7番でその情報を受ける。
冷やす必要があるならまずリレーCFX5がONとなり1段目の冷却塔
ファンが運転してそれでも冷えないならばリレーCFX6がONとなり
2段目の冷却塔ファンを運転します。
点検調査する上で大切なので赤横線で引いた部分にある番号で
これが盤の下とかにある配線ターミナルにマークしてあります。

私ならこうする・故障対応の方法
上の回路図面を見ながら読んでもらえたらわかります。
どちらも発生したら冷房負荷が軽い朝はいいけど昼間負荷が増加
すると冷却水温度上昇で冷凍機は停止してしまうでしょう。
発生したらガチにヤバいケースです。
業者も今他現場の対応で忙しく早くて行けて夕方という返答でしょうね。
ですがそれでは利用者から苦情が出て遅いのですが仕方ないです。
すべてではないけど回路を操作する事である程度の応急対応は
できるのです。


たとえば2段目の冷却塔ファンが運転しないならば番号82と83の
外部入力線を外してテスターでリレーのa接点の導通を調べます。
もし運転すべき温度条件なのに導通がなければリレーCFX6の
取替が必要な場合もありますし正常ならモーター側の異常です。
単にリレーが壊れてるだけならこの端子間をジャンパーすれば
2段目の冷却塔ファンを運転できるわけでそうして交換を業者
に依頼すれば何の被害もありません。

夏場冷却水バイパス弁が全閉しない場合冷却塔に入る水量
が減るのもガチにヤバイです。

外部線をターミナルに接続したまま電圧をかけると基盤側に逆方向
に電圧をかける事にもなり、焼損防止のため外部線を外します。
ですから電圧はその外部線だけにかけるという意味です。
又せっかくバルブを閉めても回路が異常なのですから開信号が行き
バルブがかってに開放してしまうかもしれませんから接続はしない。
通常ですと端子87~89の情報でそのバルブ開度を見て自動的に開閉
信号を止めてますが手動で電圧をかけての強制動作では必要開度で
人での通電停止が必要です。これで業者を呼べば何の被害もありません。
わかった様な記事を書いてますが誰からも教えられたわけではなくて
私がこれまで扱ってきたこうした物の経験からそう判断しています。

後で業者から教えてもらった方法だけど私が考えた様にバルブへの
信号線を外し無制御にした常態で回すハンドルが隠れた場所にあって
それで手動で全閉鎖できる方法でした。
私はその操作がわからなかったので電気を通してバルブを閉鎖する事
を考えましたがモーターが壊れてたら無理ですよね。
現場の人には普通教えないんだけどそこまで研究されてるならと教えて
くださいました。1個賢くなれました。

だからって何もしない、できないでは"それでも電気担当か?”と言われる
わけで私は責任が怖いから何もしない電気主任スタイルは選びません。
口の悪い先輩は"業者に電話するだけなら俺でも電気主任できる"って言うよ。
電験三種があるからってそれだけでは職場の仲間は認めてくれないの
とにかく人の都合主義の身勝手な反応にはこちらも負けてられないです。

配線ターミナルとはその回路と外部の接続ポイントでどんな制御回路
でも必ずこの様にあります。(通常下側又は左側の配線が外部接続)
たとえば上の赤線の1番と2番端子の配線は図面を見れば一目瞭然
これは下の様に外部a接点と接続されているのがわかります。
現場にあちらこちらにある外部パーツを個別で調査しなくてもここで
異常、正常かの判定と応急対応も可能な重要なポイントです。
又何かの外部条件が相手の故障で成立しないならここでジャンパー
すればその条件を成立させて機械の強制起動もできます。
この状態で業者を呼べば何の被害もありません。




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これは冷却塔内部の水の濃縮を防ぐ物で槽内の水が汚れて電気伝導度
が設定より上昇すると水を補給する物で冷却水ブロー調節器と言います。
これも冷却水ポンプと連動してるのでPX5接点が絡んでいるのがわかります。
(冷房運転してない時は水の給水はしない仕組み)
PX5接点が閉じた状態で必要に応じてNO出力の信号で給水バルブが開放
し水が給水されます。

これがブロー調節器コントローラー本体です。
通常これの設定変更操作はしませんが電磁弁の開閉動作を確認したい時
に変更して点検します。電磁弁に開出力が出てる時はblowdownが点灯。
デジタル表示が電気伝導度を示していてたとえば70で電磁弁開放で60で
閉鎖ならこの50の表示ではblowdownは点灯しませんが給水されてると
したら電磁弁本体の故障又は不調で開いたままになっています。
逆にblowdownが点灯してればコントローラーの故障。電気担当はそう
いう見方をしてください。

これがコントローラーにより制御される現場の電磁弁ですね。
電磁弁は電動弁と異なり全開か全閉しかないので故障というのはそう
多くなく配管内の錆などが固着して給水が停止しない事はよくあります。
上の操作で何回か電磁弁を強制的に開閉させたら軽い異物なら取れ
て正常な状態になる事もあるので試します。

ただ冷凍機が停止したら強制停止するべき物が夜中ずっとここから
水が出たままで放置しておくと相当量でそれをずっと気がつけないで
水道検針の時にいつもより数百万円も水道料金が高い事態に!
そうなると管理会社はオーナーに弁償する事になるでしょう。
意地の悪いオーナーでは年間管理費の値下げを要求してくるかも?
そうなると現場の人も笑って許してはもらえませんよ。
ですから冷凍機というのは停止したら1回は冷却塔の内部を確認
しなければいけません。

又昼間運転中の巡回時に冷却塔内部の水が綺麗なのにブロー調節器
から給水されていたら"おかしい"と気がつかないといけません。

余談ですが冷却塔運転中はブロー調節器ではない通常の給水用
ボールタップから水が出てるのは正常です。
(冷房負荷が下がり冷凍機が自動停止してる場合に限りほとんど
出てないケースはありえます)
現場を見た事がない人のために、運転中はこんなにたくさん水が
連続給水されるのです。

冷却塔は水を蒸発させて水を冷やしているのですから蒸発した分
の連続補給が必要

もし運転中に給水用ボールタップから水が出てないと槽内の水位が
低下して最悪CDP(冷却水ポンプ)の空転でポンプ焼きます。
その前にキャビテーションを起こして振動するかもしれませんね。
同じ給水でもブロー調節器と給水用ボールタップは目的が違うのです。
ただ冷却塔停止中はいかなる給水もあってはなりません。
停止中の給水は水漏れですから至急修理対応をされてください。

ボールタップを分解して内部のパッキン交換程度なら私もできます。
この程度は業者には出しませんからビルや工場で電気主任を
するなら設備員の一人としてできないといけません!
基本構造はすべて同じで家庭のWCの場合で説明するとこうです。
割りピンは反対側で先端を曲げてあるのでペンチで真っ直ぐに
して反対側から回しながら引っ張れば割りと簡単に抜けます。
取付時に再度必要になるので絶対になくさないでね。
(できればボールタップ本体を配管から外した方が作業は楽)
設備のお仕事をするならこの程度の器用さは必要だよ!

電磁弁故障では底を叩いたら復旧するケースもよくあります。
頻繁に動作しない電磁弁でたまに起きる現象で錆というより内部で
固着していたのでしょうが、硬くて開閉できないハンドバルブは底を
軽く叩くと嘘みたいに回復するケースが多いのですがそれと同じ
理屈ですね。(これは業者から習いました)
ただラッキングとかあると撤去しないといけないので少し手間です。
受水槽の給水FMバルブのパイロット電磁弁が開いたままで満水
警報が出た時にそれをしたら正常になった経験はあります。
こういう場合同じ不具合が短期間で連続したら電磁弁本体の交換
が必要となります。
オーナーに報告して業者手配してもらいます。

最初から"動作しませんので業者手配をしてください"。とオーナー
に言って後で簡単な原因でそうだと今の時代は怒られますよ。
業者を呼ぶ前に自分達で可能な事はしないといけません!
だから業者が必要という理由が必要となるのです。
見積もりだけでも調査が必要なので3万円程度要求する業者も時々
いますが、彼らしかできない場合が多く強気です。
メーカー技術者を1日作業させたら一人当たり人件費が5~10万円
でパーツ代別で数名作業だから請求は最低でも1日20~30万円です。

ですから何かあれば即業者という考えで電気主任となると無理です。
ただ高額なお金のかかる事でオーナーの立場になれば同感。
自分の今の都合だけで成り立つ職場なんて稀ですし世の中はそう
いう点で厳しいのを未経験の方は特に知っておいてね。
オーナーは前任の電気主任と同じ対応力を貴方に最低要求してくる
から前の方が凄い人だったらハードですがするしかないです。
人は人、自分は自分なんて暢気な事を言っていては正社員に
も会社職場でのスタッフにもしてもらえません。

それができずにオーナーや上司から愚痴られてその現場の電気
主任を途中退職するのが辞める人の理由でしょうね。
資格を取れば優遇されるどころか逆にプレッシャーを受けるわけで
考え違いをして資格を取得をしてる人が世の中には多いと思います。
何かのプロフェショナルになるとはこの次元を超えて更に奥にいける人
だと思います。他人の言動に心なんて折れてる暇なんてありません。
心を折ってくる相手を負かすだけの反発心こそ今必要な物です。
過去の弱い自分は捨て別人になりましょう。それが勝ち組の方程式!

あのオバマさんが昔、大統領選挙で国民に呼びかけていた言葉
"CHANGE"とか"YES WE CAN"こそ今の私たちに必要な意識。
"自分にはできない"と前置きした結果はMAXで今の自分が思う程度。
幸せを感じる予想外は自分の枠を超えた"CHANGE"の世界だけ!
私にとっての自分らしくとはそういう意味です。
仕事もプライベートも私の未来を阻むのは自分でその自分を打ち負かす
しかないです。普段、私がイラつくのは他人ではなく自分の無能です。

同時にこんな事も考えました私は父と母の遺伝情報を持っている。
ですが父や母もその両親の遺伝情報を持っている、そうなら私の中には
多くの先祖の遺伝情報と才能があるはずです。
その中で偶然に開花した私の能力しかないと前は思っていたけど多くの
祖先の能力がまだ私の中に隠れてるなら私は今の自分を越えられる。
それは貴方にしても例外ではありません。絶対にね!

ただ安ぽいこの場限りのモチベーションなんか感じてほしくないのです。
★プロセスの辛さに負けない勇気だけは忘れないでください★
今の自分を超える具体的行動を始めたとたん自分が拒否反応をする。
たとえば電験三種を勉強してるのになぜか本気になれない、苦しい
記憶ができない、すべてそんな無理なんかしたくない今の自分への執着
からです。そんな無理をしなくてもなんとか生活できてるではないか?
という自分さえ気づいてない今の心の本音のせいなのです。
そう★本気になれない人の本音は"したくない"が答えです★
その事で"どう自分が変われる"、"どうせたいした事ない"とか未来に
対するビジョンが低いから本気になれないのです。当然ですよね!

結局その人間の今はその人が思う今の理想像なのです。
頑張れない正体が今の自分の理想像ですから相当に手ごわい!
但し心のコアでCHANGEを感じてる人は必ず変われます、だってそれが
その人の思う本気の理想像なのですからね。自分に負けない変われる
勇気をそういう人はお持ちです。歴史の偉人伝説を読むとそう思います。
どう自分は変わりたいのか?それで何を具体的にしたいのか?
この答えを埋めれない頑張りは成功できないし運も来ないと私は思う。
人は過去の清算ではなく常に未来への希望があってこそ本気になれる。



趣味で絵を描いています。
他作品と自己紹介⇒
About Me

電気主任技術者 漏電1000mA発生!

朝10:23に一般電灯3変圧器より地絡(LGR)警報が中央監視PCで
出ました。

空調、給排水、熱源、電気をこのPCで遠隔監視していますが種類により
警報音に違いがあり電気はピーピーとしつこい音ですぐわかります。
この類の記事は過去何回か書いていますがこれは忘れた頃に定期的に
私を襲う憂鬱みたいですね。
こういう瞬間は職場の皆さんは私の顔を一瞬見るので電気主任技術者
が行動を始めないと誰も何もしてはくれません!
どう対応していいかわからないので仕方ないけど少しは勉強しろよ!
と思いますが私の義務ですから気持ちを取り直して頑張ります。
貴方も電気主任になったら私のこの瞬間の気持ちわかると思う。

★常にこういう事も電気主任は知っておかないといけません!
⇒ELBと接地の有効性

大至急その変圧器のB種接地でI0を計測すると750mAも出てる状態。
通常この変圧器のI0は毎月の月例点検では15mAなのです。
特に1000mAを越すと火災に進行する可能性を書物でも読んだ事が
あるので放置できない値のため早急なる対応が必要と判断しました。
こういう高い値ですと例外なくI0r値もI0値に近くI0r測定は下写真の
様に電圧クリップが必要なのでI0で最後まで調査をしても構いません。
尚、★漏電調査は最低性能としてある程度のノイズ除去ができるリーク
クランプメーターで行わないといけません★

実はすべて変圧器B種接地I0は50mA未満ですが1台だけ109mAと
いうのがあるのです。ただI0rで測定したらわずか17mAでビックリ!
保安協会に質問したらI0rでそうならまったく問題ないそうです。
私がこの現場に着任した時からで前任者はB種接地測定をまったくして
ませんでした。他にもこんな現場あるでしょうね?
I0rが測定可能なクランプメーターを会社から買ってもらった理由の
一つはこの変圧器の状態を知りたいのがありました。

これがその500KVA一般電灯3変圧器でその二次側回路にはH1~H8
回路があるためまずどの送りでそれが発生しているのか各回路にて
I0を計測する必要があります。
電灯変圧器とは単相三線式でコンセントとか照明回路になります。
動力変圧器回路は通常は固定した専用回線が多く途中で余計な負荷
を接続する事もないので動力回路ではほとんど漏電はないですね。
こういう場合意識するのはELBなら30mA程度漏電で即時遮断するので
主幹がMCBのテナントのMCB回路でこの漏電事故は発生してるので
私はこの時点で数社に頭の中では絞ってはいます。
管理する側としては主幹以外の子はすべてELBにしてほしいですね。

各回路I0の計測は配電盤の裏側で行いますから感電には注意!
この部分は変圧器二次側とMCB一次側になる部分で短絡を発生させ
ると電流がいくらでも流れて火の玉スパークが発生するのです。
又こういう場所は頭上にも充電部がありここでのこうした作業は職場
では電気主任だけが行い他の方には絶対に私はさせません。
ヘルメットと絶縁手袋は必ず着用して測定作業は行う事!

尚、ここでの計測では80mm程度の口径の大きなクランプメーターが
必要となります。(ケーブル3本を一度に挟むため)
(私はマルチのMCL-800Dを使用しています、実売45000円)
負荷電流を測定するクランプメーターは線1本だけ挟む設計のため
口径が30mm程度しかなくケーブル3本は無理なんです。

してみるとわかるけどこういうポイントでクランプをケーブルに挿入
する場合は斜めにして挿入するとか角度を考えないといけない。
正面からではきちんと挟めない事が割りと多いのです。
線を挟んだ時にクランプの先端に隙間があるとI0が10mAなのに
1000mAとか正確に測定ができないので注意してください。
高い値を検出したらまずクランプの先端に隙間がないか確認してね。
どうしても挟めないなら面倒でもケーブルダクト途中かEPS受側で
そのケーブルだけは測定するしかありません。

その結果がこうです。
誰が見てもH1回路の異常でそのH1回路はH-1AとH1Bに分かれている。
そのH1回路を測定するとH-1Bに問題があります。
H-1Bテナントの主幹I0値は毎月こういう状態で今回I0が1000mAなんて
確実に異常です。
8/18の直近計測では測定だけでなくテナント分電盤内MCBなども目視したが
焦げた跡などなかったのでこの短期間で発生したと推測できます。

こういう事態が発生すると直近の状態はどうであったのかを上司から指摘
されます。年1のメガ値なんて半年もしたら有効な値と言えるかですね?
電気事故が発生して有効な直近値は常識的に1ヶ月前だと私は思います。
でも毎月停電させてメガなんてさせてはもらえないし手間ですから各テナント
分電盤主幹でI0/I0rの測定を行い絶縁管理を私は行っています。
昔父が電気主任をしてる工場で老朽化で盤から深夜火災があった時は
消防署まで呼ぶ事態となったのですが現場検証で消防検査官が絶縁記録
だけでなく漏れ電流の記録も見せる様に言われていました。
私もすでにそこで勤務していたのですがあの事例を見てるから毎月各テナント
盤でもI0/I0r測定を私は行っているのです。




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EPS内のH-1Bテナント送りのMCB回路がこれでこのポイントで1000mA
の値を確認したのです。
この回路には現在1社分しか接続されませんから店舗内分電盤主幹で
もここでも主幹I0は測定可能だけど数社共用電源だと各室内分電盤
主幹で測定する必要があります。
写真の真ん中のケーブルにクランプを挿入する場合も正面からは無理。
上からゆっくり斜めに挿入、無理にするとクランプの挟む部分が
変形
してメーカー修理が必要となるので覚えておいてくださいね。

すぐに保安規定上の保安統括管理者(技術部長)に連絡して店長に
事情を説明して頂きました。

所有者(社長)⇒保安統括管理者⇒電気主任というのがこの会社の保安
命令体系ですが私もこの方がいいです。(これは会社により異なる)

★テナント責任者から絶縁調査の許可を頂いてから室内調査開始です★
メガを使用できるのはここからで地絡発生からテナントまでの調査では
停電できないのでクランプメーターで調査をしたのです。
メガは1回路づつで測定したら即時投入して2回路同時に切らない。
照明回路を切る場合は”照明が切れます"と声を出してしないと責任者
に許可をもらってるから何でも好きかってしていいわけではないです。
急な事で店内で食事中のお客様もいたのでとても神経を使いました。
又その時のお客様の食事代金はすべて技術部長が支払いまでされて
いました。そう悪い噂が広まるとオーナー側も困ります!

コンセント回路つまり100Vで使用する機器が接続されてる状態での
メガ測定は100Vメガでされてください。
業者の中には設備の人が間違えて1000Vメガしたから機器の調子
が悪くなったのでは?とか適当な意見を言う人が時にいますから!
低圧メガは機器の使用電圧に近いレンジですべきです。
100Vメガの有効レンジは20MΩで測定器に∞と記載があっても記載
する時は20MΩ以上と書きます。(語る時も)
考えてみてくださいこの世の中で無限大(∞)の量があるのは宇宙
だけですから電気屋が∞と語るのは絶対に変だと私は思います。

今回のメガ測定で0又はほぼ0の回路が2回路ありました。
(目盛り表示のメガでは対数表示となってるので読み間違いに注意)
まずその2回路を切った状態で主幹I0を計測するといつもの10mA程度
しかなく故障個所は確定です。
必ず不良と思われる回路を除外した状態で全体の絶縁状態が回復するか
の確認は必要です。
最後にコンセントに接続される機器をすべて外しても0Ωかを確認します。
稀ではあるけど機器単体が故障してる可能性もあるからです。
しかし一度に2回路不良というのは電気主任になって私も初めてですね。
営業中で本格修理はできないけど応急対応をしないといけません。
POSが使用できないとレジが使えなくなるので9番回路においては違う
コンセントから電源を取りました。

次に8番回路はその悪い線をMCBから抜いて仮設回路で対応しました。
負荷的に専用回路でないと他コンセントからの分岐では無理だからです。
接続される100V負荷が1500WのFULLでは隣の別回路から分岐は無理!
このビルの場合、テナント電気工事はテナント費用で行うのでテナント内部
の電気図面とかはテナントが自主管理しています。
コピーの提出をお願いしてはいますがテナントで図面がないケースでは目視
と勘で回路を探し扱う必要があるので時間がかかります。
このテナントも設置した時の分電盤の回路はあるけど追加工事図面とかなく
室内コンセント図面もなぜかありません。
追加電気工事では小さな電気店に依頼した場合は現地で職人が工事して
終わりですからそうだと図面なんて普通ないです。

とにかく応急だからVAで2連式のコンセントを即作成してこれで配線を仮設
するしかありません。
本修理まで数日の仮設ですがなるべく見えない様に配線しないと飲食関係
では苦情が出るので注意します。
又こうした時は半数のテナントは私のした仮設配線でもいいとそのまま使用
されるので仮設ですが見栄えは意識して配線はします。

ねずみにかじられた線箇所を見つけて絶縁テープで巻いて対応完了という
のは普通の設備の人がするならともかく電気主任がしたなら応急対応で
あってもお粗末と思います。また数ヶ月したらそこが漏電するでしょう。
飲食店もねずみのトラップを設けてますがあの子達も賢いので容易には
改善されずテナントに飲食がある場合は年に数回はこういう対応は覚悟
して電気主任に着任してください。

I0が高くてもI0rが低いなら危険性はないと言われますが通常そう極端
はありません。
変圧器B種接地線で急に3桁出る様であればどこかのMCB回路で漏電が
発生してると考えるべきでLGR警報を切ったり感知設定を上げてエスケープ
なんて★まともな電気主任ならこんな処置はされるはずはありません★
指針では変圧器B種接地電流は50mA未満を基準として超過する場合
は原因を特定する様に私たち電気主任は義務があります。
(正確には50mAが連続5分以上継続した場合)

結局今回の漏電は明日の朝一番に業者にて本修理という事となりました。
この様に業者に急に連絡しても彼らも当日の仕事の予定があるために即来れ
ない事が多く、事故発生時は電気主任技術者が対応するしかありません。
たぶん今回の原因はねずみが線をかじったせいで生物被害は急に来ます!
そうでないと一度に2回線も同時期に漏電なんてありえませし正常使用での経年
劣化だけなら工事時100MΩが何年経過しようが0Ωなんてありえない。
だからこういうのは通常の年1のメガ測定では対応できません!

通常のコンセント回路のI0を精度の高いクランプメーターで計測すると
正常回路では0か0.1mAとかになります。法的基準は1回路で1mA未満
(100Vで0.1メガならばオームの法則で逆算すると1mA)
こういうポイントでの計測には私はこのI0R100を使用します。(8万円位)
I0量が多い場合はI0r測定で危険程度を知る事ができる優れ物なのです。
1回路では微量I0でも全体の主幹ではその分増えるのは当然ですが通常
店舗なら主幹で5~20mA程度だと思います。
その推移がないと根拠は言えないのでI0/I0r管理をするなら全テナント
分電盤主幹にて毎月1回は測定して記録を残しましょう。

環境測定で使用する測定器は1台が30万円以上、清掃の人が使う清掃
機械なら50~100万円はします。電気の測定器はけして高くないです。
職場にない場合は説得して会社に購入してもらいましょう。
遊び道具ではなく必要な物の購入を拒む様な会社は辞めた方がいいです。
だって物がないのにどうやって質の良い電気管理ができるのですか?
そういう会社が管理するビルでは電気主任としてできる事はほとんどなし!
尚、今回紹介した2個は私が会社に申請して購入してもらいました。

これは過去記事にした違うテナントでの漏電だけどこの時は夜中に地絡が
出て深夜02時に出勤して一人で調査しました。
電気主任というお仕事をしてると夜中にそれが出たら無条件出勤です。
だって明日対応にしてもし火災でもなったら解雇だけでは済まないでしょう?
応急処置は明日でもとにかく漏電してるテナントを探して不良回路を切る!
業者なんかお金を払って契約でもしてない限り、深夜に電話なんかしても
出るわけないか携帯電源を切っています。私しか対応する人はいません!

私の経験として適正状態でのI0指示値はほとんど変化しませんが
漏電が発生してる値を見てると値が常にUPDOWNして定まりません。
エアコンや冷蔵庫のコンプレッサー不良と言うには変化が早く高い
I0値の数値変化を見ていても何か異常ある雰囲気を感じます。
MCL-800DのSW部だけどFLがノイズカット機能で必ずONの状態で
使用します。

選任の電気主任技術者になるという事は休日でも電気で何かあれば職場
や場合によっては業者から指示を求める電話がかかってきます。

何かあれば業者に連絡すればエスケープできるという考えでそれに着任
した人が電気主任技術者を結局は途中退職されるのです。
それか職場先輩かテナントに"それでも電気担当か?"と罵声を受けたとか?
父の話では電気主任になれても半数は1年以内に退職するらしいです。
私も着任当初は現場未熟さ上に言われた事あるけどそれに負けて挫折
する様では電験三種は取れても電気主任には向いていないという事です。
電気主任になるには精神的な強さが着任して3年間は必要でしょうね!
だから★途中退職する電気主任前任者なんてたいして頼りにはなりません★

又そういう事態を見て個人ではたいした人はいないと判断したオーナーが
選任は止めて保安協会に委託するのでしょうね。経費節減もできます。
保安協会にさえ自分の管理する現場に限り負けないスキルになる
のが選任の電気主任技術者の目的で、それでこそ選任の価値があるのです。