電気主任技術者 今年度停電作業

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★私の電気主任技術者ポリシー記事
⇒電気主任技術者になるとは ⇒電気主任技術者の仕事⇒電気主任技術者 Q and A
⇒私の携行ツール ⇒私の電気仕事きっかけ_ビル勤務予定者⇒・冷房運転・暖房運転

資格さえあればなんて気休めは抜き、電気主任になるための将来の
着実なSTEPを目指せ、資格、★現場経験、対人能力が現場では必要です。

★直近のUPですが全部で約250記事あるので貴方の疑問に触れた内容
も探せばあるかもしれません!疑問に思う事は誰しも一緒です。

⇒特高VCB更新工事⇒不平衡三相交流検証⇒変圧器突入電流 ⇒高圧停電手順
⇒シーケンス制御⇒トップランナーモーター⇒三相単相運転⇒地絡継電器⇒給水制御
⇒デジタル式保護継電器⇒保護継電器基礎⇒絶縁抵抗測定/I0r管理 ⇒電力量計etc
⇒ファンコイル故障⇒冷温水発生機故障⇒マグネットスイッチ取替⇒冷却塔制御
⇒ELBと接地の有効性⇒電気設備保安規定⇒基盤制御検証⇒受電VCB実務レク
⇒家庭の漏電⇒私の毎日1⇒私の毎日2⇒電験三種A問題⇒電験三種B問題解説
⇒漏電対応1⇒漏電対応2⇒漏電対応3⇒漏電対応4⇒漏電対応5
⇒絶縁基礎1⇒絶縁基礎2⇒月漏電点検⇒ビル漏電監視⇒絶縁抵抗計の使い方
⇒人体実験⇒絶縁抵抗計の使い方2⇒キュービクル取扱(1~3)⇒給排水制御説明


停電作業の受電部操作は過去何回か説明したので今回は概略です。
今年から特高変圧器のNO1とNO2は休止状態で新設NO3の2500KVA
のみなので操作するVCBは減りました。
停電させる場合は青ラインVCB切り⇒緑ラインVCB切り⇒オレンジライン
VCB切り...以上の操作を停電5分前に完了させます。
電力会社の指令センターに停電30秒前に電話をして相手と電話がつ
ながった状態で最後に受電VCBを切ります。
★これで停電発生★
高圧受電の場合⇒高圧停電手順

電力会社が送電所の送りを止めたならば彼らの合図で受電DSを開放
次に同じ合図で甲種接地を受電DSの一次側につけます。
受電DSの一次側ですから22000Vを止めてもらわないとできません。
これをDSの一次側受電部にかけて固定しますが必ずアースが効いた
状態で取付作業は行います。
接地取付が済んだら電力会社に連絡して相手から作業開始の合図を
もらってから本日はSTARTとなります。
ここで業者に開始指示!
そういうルールなのでそれまでは各業者も私の背中で皆さん待機して
います。最初は業者に見られるのでプレッシャーを感じると思います。

各需要家の受電VCBや受電DSには電力会社が割り当てた番号があって
たとえば"57Aを開放願います"とか言われけして"受電DS開放願います"
とは言われませんから停電作業当日の操作表が電力会社からmailで
届いたら初めての停電作業ではそれは確認しておきましょう。
受電設備、配電設備点検では保安協会の方と業者全員で30人が作業
されますから確実に電気を止める、復電させるのがこの日の私の一番
のお仕事となります。

それとこの★停電作業こそ最大の学びに場とも言えます。
電気主任だからそんな事は質問できないではなくて今日は保安協会
や各電気のプロが集合してるので普段の疑問をぶつけてください。
高圧受電機器の実操作の経験がない方は彼らによく習っておく事を
お勧めします。
NETなんかで誰かに質問しても素性の知れない相手で本当かどうか
もわかりませんが彼らこそ本物でその経験話もすごく勉強になります。

実は停電作業は一晩では終わらないので二晩連続作業でした。
夜23時に出勤して朝7時に退社、同じ日の夜23時に出勤、朝7時退社。
私と23才と35才の方の3人が停電作業の担当です。
業者の作業状況を確認しながら私もビル電気担当として行う事がある
のでその合間で行います。
初日は排気ファンのマグネットの取替を5台行いましたが7.5KW程度の
モーター程度まで私がします。それ以上は業者作業です。
これは私が決めて会社に部品だけ買ってもらいしてる事で会社からそう
する指示が出てしてるわけではありません。
たとえば前に連動起動していた排気ファンを個別化してタイマー取付を
した記事がありましたが今回はそれのスターデルタのマグネット取替も
行いました。⇒マグネットスイッチ取替方法

取替前です。
排気ファンが故障して動かせなくなり取替まで7.5KW仮設排気を業者が
持って来たのでタイマー付のマグネットを自作しそこから配線した時。
その後で本修理取替が完了したのでスターデルタをタイマー制御する
方式に変更しました。
元は中央監視から制御するある排気と連動運転していましたが2台が
共倒れする可能性があるのでこの排気は現地で個別運転にしました。
こういう判断は便利な様に電気主任が変更しても構いません。

こういう端子部までカバーがあるのが三菱製の特徴です。
別に富士電機のでもいけますが物が異なると取付ピッチが異なったり
すると盤にねじ山を切ったり余計な作業が増えるので同じメーカーの
パーツを購入するのが無難ではあります。
個人的には富士電機のマグネットの方が私は扱い易いです。

取替後
この段階ではタイマーの横にあるマグネットは使用してません。


2日目はテナント絶縁測定ですがどこの現場でも保安規定で年に1回は
行う記載になっているはずです。
高度な漏電検知システム(LGR)があってもこの作業は省略できません。
当然こんな短時間では全部できないので8割は開店前や閉店後に私が
少しづつすでにしてるので今日はその残り分作業となります。

今日はわかり易い小さなSHOPのテナント分電盤の例で紹介します。
1.メガのアースを確実に取付してから主幹のみまず切り、子MCBやELB
は入れた状態で一括メガを測定します。
(私の使用してるメガはバッテリーCHECKをしないと使用できない)
使うのは100Vメガにされてください、これで100VメガFULLレンジ指示
(20MΩ以上)ならば子回路の絶縁はすべて良好と思っていいです。
テナントでの絶縁測定は各機器を含めた状態で測定するので注意
しないといけないのは印加電圧で500Vメガなんてかけてはいけません。

テナント分電盤主幹一括メガでも通常はこういう表示か∞かどちらかで
普通です。
100Vメガの有効レンジは20MΩまでなのでそれを超える値では∞となる
だけで世の中に∞なんて絶縁値は存在しません。
電気主任が∞(無限大)なる扱いをしてると電気の詳しい方から見たら
程度を悟られるので注意しましょう。
現場で測定してみるとわかるけどこういう針式の方が測定間違いは
絶対に少ないし、構造がシンプルなので故障も少ないです。
もしメガを買うならばデジタルではなくアナログ(針式)をお勧めします。

2.一括メガで20MΩ以上ならば各子回路においても正常な状態なの
で安心して各測定を行います。
時間がない状況では一括メガだけを基本測定して、そこで不良が指示
された場合だけ各子回路を調べるというのも方法だと思います。
当日の人もいない、時間もない、結局何もできないそのままではそう
なるのが明白ならば絶縁値が正常かどうかだけでも確認できれば言葉
は悪いけど数字はどうでもなります。
最近ビル管理会社では停電作業の残業代がもったいないから電気担当
だけ+業者で停電作業を命令する会社もある様ですからそういう場合に!
業者作業確認の間にたった一人で何ができると言うのですか?
(記録には子回路もすべて正常20MΩとして結果は保存)

ところが1の主幹測定でいきなりこんな指示になる事があります。
0.04MΩと完全にBATな値...基準では対地電圧100V回路が0.1MΩ
対地電圧200V回路が0.2MΩだけど完全なる基準値未満ですね。
乾燥したSHOP系ではまず主幹一括で20MΩはあるのに絶縁不良がある
と最初の主幹測定の段階でその盤に絶縁不良があるかわかります。
コンセントに接続されるコードをねずみにかじられたり、そうでなくても同様
の現象、接続された機器異常です。(内線規定では1MΩ以上が好ましい)
100Vメガでは針が角度60°の位置を示したらヤバイのがあります。

上の主幹一括測定で0.04MΩの様な状態でしたらメガを連続モード、主幹
測定状態で上のMCBから順番に切っていきます。
不良回路を切った時点で20MΩ以上に回復となるのですぐに発見できます。
この場合、テナント室内は店舗財産ですからテナント費用で修理義務があり
テナントにはどこかの電気屋さんでの修理をお願いします。
(お仕事はすべてテナント契約で動いてるので自分がその修理が可能でも
その会社にあるルールには従います)
”絶縁不良があります”と告げても"俺の店はいつも綺麗にしてるからそれは
お前らの間違いだ"なんて逆に怒るサプライズな方も稀にいます。
ですから必ずその不良値の状態と不良回路がわかる様に写真を撮っておく
必要があるのです。

今回測定でこういう基準ギリのケースがありました。
新設時はこの回路は100Vメガで20Mはあったはずでそれがここまで低下
するというのはたとえ基準を満たしていてもいずれ更に悪化すると思います。
その点でぜひ修理を勧めてますが基準を満たしてるなら金かけて修理
しなくてもいいではないか?と判断するテナントも中にはいます。
法的基準を下回らないとオーナーより業務改善命令が出せないのです。
こういう基準ギリのポイントは覚えておきましょう、いずれ変圧器で低圧
地絡が発生するでしょうからそこを最初に点検する事となります。

今回測定していてこんなケースもありました。
飲食店舗だけど分電盤の近くに水道管がなぜか取付されていて盤の扉が
これ以上開ける事ができないのです。
電気屋さんでない業者って電気とか無知なのでいつもこんな取付をして
私の様な電気を担当する者を困らせます。
これ以外でも重機や高価な物があるせいで盤の扉が十分に開けられない
事がある場合でも奥側回路の絶縁測定ができません。
今回ここでは主幹で0.05MΩを測定したので何としても奥側回路の測定を
しないといけません。

ただこういう風に0.1MΩを完全に下回っていてくれた方が私も助かります。

こういう場合はすべてのMCBを一旦切り、主幹で測定を行い奥側の回路を
1個づつ入れていけば不良回路はわかました。
上から2個目のMCBを入れたら0.05MΩ、それを切った状態ですべてのMCB
を投入して主幹一括測定したら20MΩ、不良回路は決まりですね!
(奥に手を入れてMCB入切りする程度の隙間はたいていあります)
この値では放置すると1ヶ月以内にB種接地で500mAも検出して低圧地絡
が発生するでしょう。
ただ業務改善命令ができるので翌日にでもフロアー担当と店長に報告します。

0Ωだったら?それだと対地間で短絡ですからELBでなくてもMCBでもトリップ
します、つまり測定器上は0でも0Ωの絶縁値なんてありえません。
ただELBでもないのに漏電でMCBが切れるとはまさにそういう状態です。
通常はそこまでの寿命末期前に500mA程度の低圧地絡が変圧器で出ます。
建物にそういうLGRシステムがない現場だと漏電でMCBがトリップすると
いう現象はあると思います。
そういう現場だと基準ギリの回路は修理をしておかないと忘れた頃に短絡
してMCBも切れますが配線が焼けて火を噴くかもしれません!

それと絶縁測定作業では記録を間違えない様に測定用のシートをエクセル
でこういう感じで作り私は使用しています。
こういう盤の子MCBは左右にあるのでこれなら右列の上から2番目と値を書
くだけで場所も後でわかります。
実際の停電作業は夜中作業が多く電気がないのでライトを照らしての
作業となる
ため記録するだけでも負担となるのです。
又事前にテナントに盤の前から物を移動させてもらう回覧をしていても何
もしないで平気で物を積み上げてるなんてケースもあり、絶縁測定は測定
以外の無駄な作業が多いとも言えます。

ご存知でしょう絶縁抵抗の電圧による基準値の違いは対地電圧であって
線間電圧ではありません。

ですから単相三線式の線間電圧200Vは対地電圧は100Vなので絶縁は
100V回路と同じ0.1MΩなのです。
人間は電気を感じるのは1mAで100Vならオームの法則で10万Ωつまり
0.1MΩ、200Vならば0.2MΩつまり絶縁測定とは対地間抵抗分漏れ電流
が1mA未満であるか対地間抵抗値を確認する行為
なのです。
火災では1000mAから可能性が出てくると文献にはあるので絶縁測定は
人間の感電度合いを調べる行為とも言えます。だから絶縁測定は対地
電圧を基準に考えます。
電気主任はなぜ100V回路なら0.1MΩ以上なのか理由を知りましょう。


メガ測定で回路にかける電圧は使用線間電圧相当が望ましいとの事です
が明確な基準は実はありません。
特に停電作業をテナントに実施した後で機器異常が発生すると必ず変な電気
をかけたせいで故障したので弁償してほしいと言われてきます。
法的に正しい事をしてもテナントの私物を破損させたらそれは別問題で理由
にはならないのでオーナーが弁償する事になります。
こういうトラブルを極力防ぐため私はテナントの三相200V回路でも100Vメガ
で測定を行います。正常なら三相200V回路でも100Vメガで測定して20MΩ
と出れば前述した対地間抵抗分漏れ電流は1mA未満と確認できます。

電子回路が絡む状態ではI0rで判定を行わないと故障又は動作不良の原因
になるのでメガは行いません。
空調機でも最近は制御回路は基盤制御ですからMCBの主幹ではなくてマグネット
の二次側のみで測定して、制御回路は復電した後に制御回路電源にてI0rで
1mA未満を確認します。(I0で1mA未満ならそれでいいです)

又家庭では4年に1回実施される絶縁測定も今は見てるとメガ測定か漏れ電流
測定でされているのビルや工場でも有効な絶縁管理方法です。
私の経験上、"何でもすべて絶対にこう行う"というのは現実問題としてイレギュラー
に遭遇した場合に破損させる可能性があるのでその辺は各現場で臨機応変に
明確な根拠を持って対応するしかありません。


毎年保安協会の方が私が管理する現場の受電設備のリレー試験などに来られ
ますが参考のため質問した件をお話します。
こういう客先設備を扱うので破損させたり客に迷惑をかけたりしたら大変な事と
なるので電気実務の道理がわかる経験者しか採用されないそうです。
又見てるとチームワークで行うので人との協調性がない人はいくら頭が良くても
無理だと私も行います。(人間関係が苦手な人は絶対にできないお仕事)
客が休みの時にしか作業できないわけですから深夜作業が多く、点検以外では
各自が50件程度の現場を担当していて夜中に漏電警報が出れば私が深夜
でも出勤するのと同じ事をされてるそうです...楽な お仕事ってないのですね。
そういう現場下積みを10年以上して今度は事務所で幹部となれる様です。
だからやはり遅くても40才まで、点検業務メンバーを見ていてもガチなオジサン
とか保安協会の点検してる人で私は見た事がありません。


運命が変わるのは自分の行動のせい

6600V断路器、DS棒ではなく投入操作装置にて開閉を行うタイプです。
私が手で持ってるのが安全ピン、これをまず抜きます。
電流が流れてる時はDSを操作できなくさせるのがこういう物の目的で
DSに接続されるVCBなどが切りの状態の時にのみ使用可能!
(無理にVCBを引き出しまでしなくてもOFFとすればいいのです。)
ただ実操作を一度も見た事がないと特にこのタイプは取説を読んでも
イメージが沸かないと思います。

つまりインターロック接点(b)をこういう感じで入れてるだけです。
一般的にはVCBのb接点を入れたらそれがON(投入状態)では上の
DS操作装置が操作できない仕組みです。(27のb接点でも可能)

カバーを外すと赤いツマミの様な物が見えますがこれを下に押さえます。
インターロック条件が効いているとこの赤いツマミが動かないのです。

上を押さえたまま操作棒を入れて上に棒を上げたらDSは開放できます。


上操作でDSが切れたので表示は緑表示になります。
これは見ただけでは上手に操作できないので必ず停電作業の時に
練習される様にしてください。
それか充電状態でも電流さえ0AならばDSの開閉操作はできます。
ただ高圧受電操作経験のない場合は電気主任技術者の立場で
あっても経験者が立会いの元で練習はされる様にしてください。

もし電流が流れた状態でこのDSを開放してしまったらどうなるでしょう
電気を扱う者ならば絶対にしてはいけない事です。
(法的にどうこうの前に自分の身が危険という意味)
私は父が電気主任をする工場に勤務してた時にそれをしてしまった事
があるのです。今思うとなぜ?冷静さを欠いていました。

こういう配置の盤でしたがこの図面を見れば一目瞭然ですね。
ですが私はDSをコンデンサー単独の機器と勘違いしてコンデンサー
を切って電流0だからDSの操作をしても大丈夫と思ってしまいました。
当然工場の一部は停電してしまいました。
(記載してないけどコンデンサーの上にはVCSという電気SWあり)
盤の外から配置されたDSやLBSを見てると各独立してると見えてそれ
で私は内部の配線に気がつかなかったのです。
事故発生時に回路から切り離すため高圧機器の上には必ず単独で
LBSかDSがあるという思い込みもありました。

ですがこの盤のコンデンサーにはLBSもDSも単独ではなかったのです。

DS投入装置が操作できた事からコンデンサーのVCSとインターロック関係
になっていると私は思っていました。
実は図面ではその上の送り元のVCBとインターロックを組んでるというのが
後で判明しましたがそのVCBのインターロックb接点が故障して常時閉じた
状態だったのが操作できた原因でした。そう稀に見る故障も重なりました。

問題はアークが出なかったかですがなぜかほとんど出なかったのです。
ACは波だから偶然にも0Aの瞬間に切ったのでは?そうこれは奇跡です。
二次側VCBを遮断してるDSであっても稀に僅か火花が出るのは経験者
の方はご存知でしょうがあれより少し多いかな程度で異常はその時に
感じなかったのです。
投入して元に戻ったら工場では大騒ぎになっていて私はなぜかわかり
ませんでした。中央監視にも停電警報が出ていません。

なぜそれを当時する必要があったのか?
初めて扱うこのタイプは見て聞いただけでは習得できないので一度は
操作練習が必要として行いました。
1.父親が電気主任と工場長をしていたので他の方も私の行動には何も
言われなかった。
2.他人の行動を目で見て覚えるのは得意なので絶対にできる!という
自信があり電流さえ0ならば大丈夫と判断した。
3.充電状態、無電流でLBSやDSの操作はした事があったので2の理由
で行う事に不安はまったくなかった。
(100VのタンブラSWを入切する感覚程度しか当時の私は感じていませ
んでした。)

ただ見えない盤配線接続状態を確認していない、こういう事をするなら
ば図面でまず状況を確認する、電気主任でもないのに無断で行った!
後でわかったのは27はDSの一次側なのでDSを切ってもでないのです。
そんな事より後で私のせいでそんな事故になったならもう解雇か退職
は覚悟しました。人間やはり自分の運命が変わるのは自分のせいな
のだと強く思いました。

最終判断は社長ですが"ケガもなかったのだからもうこの件を騒ぐな"
の一言で終息してしました。
ただどうして図面と実際の施工が違っていたのか、正常ならばDSは切る
事はできなかったはず?それだけは原因究明の命令が出ました。

当時の工場において私は特別目をかけてくれたいた人がいたからこれで
済んだだけでこのままここにいては自分は駄目になると思いました。
誰も知人もいない環境で自立しないといけないと思い転職を決意したの
が私の転職理由なんです。
社長から"どうして辞める必要があるのか、あの件で文句を言う奴がいる
ならここに連れてこい"とまでおっしゃってくださいましたがそうではない事
を説明して退職を認めて頂きました。
私は工場の電気主任ではなかったけど電気主任だったら自分で責任を
取って辞めるしかなかったでしょうね。

何を操作をするにも図面と現場を確認してから、過去の経験も大切だけ
どそれも"思い込み"で予想外の事故につながる可能性があります。
私は大きな失敗をしてしまいそれを身にしみて覚えましたがこれから
電気主任を目指す方は当時の私と同じ様な状況にならない様に十分な
注意をされてください。

人間運命が変わるのは自分の行動のせいなのです
報告される電気事故は年に1万件を越えていますが自分は大丈夫?
いくら知識があっても自信でも思い込みでも不安でもすべて失敗に
つながる可能性があります。やはり自分を過信しないですね。
資格が単にある人を担当させるだけで事故がなくなるなら苦労しない
けど>人はいつでも思わないミスをするというのは現場を担当する者
として今は自分にいつもいい聞かせています。
後普段から現場機器をよく勉強しておかないと無知も事故につながり
ます
から電験三種があるから大丈夫なんて考えていてはいけません!

★緊急時には高圧電気機器など電圧の高い機器の実操作をしなくては
いけないので電気主任技術者は危険を伴うお仕事なのです
業者が?と言っても連絡して、彼らが来れるのは運が良くて数時間後で
問題はそれまで応急対応を一切しないで済む現場はまずないと思います。
そうなると現場の電気主任技術者しかできる者はいません。
区分停電で動揺してしまい間違えて今回紹介した様な電気事故をもし起
こしてしまったら?通常は無傷では済まないと思います。
読む方には笑い話で済みますが愚かと思える他人の起こした事故例は
けして他人事ではありません。
貴方も私も起こしえる可能性あります。

2500KVA変圧器接続工事

屋外変圧器設置とケーブル工事もすべて完了したので今晩深夜に既存の
1500KVAの特高変圧器2台は休止させて2500KVA1台電源にします。

(昨年ビルをLED化した恩恵で2500KVA1台でしばらく運用できる事
となりましたが待機電力が無駄なのでそれ以外は一時休止状態にします)
私も23時出勤で電気主任として工事に参加しますが終わったら同じ今月に
予定してる法定年次点検の関係・テナントのメガ測定をいくらかしておこうと
思っていますからそのまま日勤をするつもりです。
(こういう作業ではまともな会社ではどこでも深夜残業手当は出ます)
NO3変圧器はすでに撤去されていてその間に屋外に設置した2500KVA
変圧器を接続するだけの内容ですが検査に時間がかかると思います。

一般の方が立ち入る場所ではないけど22000Vの変圧器をむき出しで置く
わけにはいかないので施錠をつけてこんな感じになっています。

これが22000V/6600Vで2500KVAの変圧器です。
屋外型なので台風でも大雪でも大丈夫との事ですが油温度については
夏場は室内型よりは上がると私は思っています。
今まで扱ってきた特高圧変圧器は屋内にあっても屋外型でしたがそれを
屋外で運用するのは私は初めてです。
本体は完全密閉で大丈夫そうだけど温度計の辺とか経年で錆付いたり
しないのかと?それだけが気になりましたがまたそれは先に考えます。

これが室内の特高室と変圧器とのアクセスです。
受電VCB⇒NO3一次VCB⇒2500KVA変圧器⇒NO3二次VCB⇒6600V
変圧器という流れとなるのでOCR設定をこの1台に合わせて変更します。
一次側で言えば22000Vで定格65.6A、100/5のCTなので3.28A
となるからその1.5倍値なら4.92AがOCRの限時動作点です。
このデジタル継電器は5Aを100%とするので98%設定に業者はすると
思います。(1500、1500,1000KVAの3台運転の時は160%設定)

後はここを接続してOCRなどの設定変更をすれば工事は完了です。

その後に使用前自主検査として外観、絶縁、接地、耐圧試験
リレー試験、遮断器関係試験を行い異常がなければ受電可能となります。
使用前自主検査だけは電気主任技術者が統括とならないといけません。
作業は業者がしますが事前に試験方法と適正値の書面を業者が提出して
くれるので内容をよく確認して理解しておきます。
異常があれば検査責任者より指示を求められますから電気主任は単なる
立会い気分でいてはいけません。

保安規定に”使用前自主検査を行う場合は電気主任技術者が統括とする”
とこの現場の保安規定には記載があります。
自分が着任した現場に定めてある保安規定はよく熟知して該当する事項
は文句は言わず速やかに対応しなければなりません。


電力会社に明日電気を止めてください!はこの地区では無理です。
事前に停電要求書を提出しておかないといけません。
わざわざ営業所まで行かなくてもmailで担当者に送っても構いません
印のとこは電子スタンプで作成して貼り付けすればいけます。

こういう電気工事で通電操作は一人の人間だけしかさせないルールに
するのが最善の安全対策。(扱う者が増えるほどミスの可能性が増える)
VCB、DS、LBSなどの操作は業者さんの監督(施工管理技士)と連携を
取って私が一人で行います。
高い電圧での送電は人命にも係るので所内のつながりがわからない外部
の者にたとえ説明したとしてもさせるべきではないのです。
当然、責任は電気主任に発生するのでそれならば自身で行うべきです。
こういうのはその現場の電気主任の考え方で他の会社の電気主任の操作
方法は私にはどうでもいい事です。
今夜接続工事が完了したら継電器設定や工事の気づきなどを記事に
追加しますが今は工事前という事で概要のみの説明とします。


2500KVA変圧器接続工事は今夜で完了しました。
受電OCRの設定は98%と予想していましたが"100%にしたいと思います。"
と業者より私に相談があったので許可しました。

NO3変圧器一次側VCBと変圧器の接続作業(22000V側)

NO3変圧器二次側VCBと新規ケーブルの接続作業(6600V側)

しばらくNO1とNO2の特高変圧器は休止にするので変圧器一次側DS開放
及び下の様に二次側DS開放、VCB引き出しは私が行いました。

中央監視への警報表示も必要ないのでこの図面で言えば27X-R3のアナンシェーター
リレーを忘れずに外しておきます。
こういうとこまで接続業者はしてくれないので運用上の不都合が出ない様に電気主任
は配慮が必要です。

この段階になって中央監視業者が新しい負荷電流に合ったトランスデューサー
に交換してないのが判明しました。
このままでは中央監視PCの変圧器電流表示が実際値より異なります。
既存は1000KVA変圧器のため電流計は50Aで今回の更新で100Aにしました。
(正確にはCTを50/5から100/5にしたから電流計を100Aに変更した)
トランスデューサーの二次側出力は4-20mAですがに入力レンジが0~100A用
にしないといけなかったのです。
今日どうにもならないので今月後である年次停電作業で交換となりました。


使用前自主検査で耐圧やリレー試験を行い異常はありませんでした。
受電予定時刻で中電の指示により甲種接地外し⇒受電DS投入⇒受電VCB投入
まで、後は私の判断で⇒NO3変圧器一次側VCB投入⇒試充電10分異常確認
⇒検相確認⇒NO3変圧器二次側VCB投入⇒各電気室送りVCB投入
をして館内
送電開始させました。

今月は法定年次法定点検のためまた深夜作業があります。
法定年次点検において電気主任のする事は受電・復電操作と低圧回路メガ
etcでそんなに多くはないです。数回経験すれば誰でもできます
低圧回路メガは少しづつしておけば何もその日に一度にする必要なんてないの
メガ取扱いに資格は不要ですが実際するに当たり測定が難しい状況での判断
もあるから電気として最低電気工事士の資格もない人にはメガはさせるべき
ではないと思います。
(私が勤務する職場はそうです)
テナントや店舗で絶縁測定をする場合は"低圧電気取扱業務特別教育講習"
は受講しておく必要があります。(労働安全衛生規則に係る講習)

電気主任技術者 BLACKBOX

洋間だけ蛍光灯なのでシーリングライトLED器具を広島駅前ビックカメラ
で購入して取付ました。
会社の人はいつも電気屋さんに手数料を払って交換してもらってると言って
ましたがたぶんこの部分で天井から既存シーリングライト器具が外せないと
いうのが一般の方では最後にありえるかなと思いました。
右の写真の私の親指の先にあるツメがロックされて落下防止となってます。
無理に力で回してしまいツメが中に残ったら最悪ですからここだけは注意
しましょう。6畳用のLED器具でほぼ40W蛍光灯2個分の光束Fℓmがあり
調光機能付でもちろんリモコンです。1万円以下の製品でも十分な性能!

たとえばFLR40Wランプの光束は3000ℓmですけどLEDにすると?
直管蛍光灯は360°全方向放射ですから上方向の光は反射して下を照ら
します。そこでロスが発生して総合的に照らすために生かされる光束は
70%程度の2100ℓmとの情報がありました。
だから蛍光灯器具を清掃するだけで床面の明るさが改善されるのです。
LEDランプは片面しか光を出さないのでそういう無駄はなくFLR40Wランプ
に等価なLEDランプの光束は2000ℓm程度で良い事になります。

以下ホームセンターで販売していたLED器具の箱説明を見て間違いない
事を確認しました。
FLR40W2灯式がLEDなら4000ℓmで等価と言うならばやはり蛍光灯40Wの
3000ℓm=LEDの2000ℓmと考えていいと思います。
この説明はテナントにも何回かした事があり下の写真を見せながら説明した
らどなたもよく理解してくださっています。
人に何かを語る時は具体的な証拠写真がどんな場合でも必要ですね。

BLOGで皆さんがいつも見てる各写真はスマホで撮った物で何かを説明する
時は必要な写真を相手に見せて私は行います。
★電気主任を始めたならば物事はなるべく写真でも残す様にすると何かに
つけて後で主張の大きな武器となります★事実は理屈より優先します。
(テナントやお客様に電験で習った様な話をしたら100%無視されます)

どこの現場でもスターデルタ起動方式の空調機やポンプはたくさんあります
が事前にシーケンスを勉強していたのにイザ着任して現場をみたら基板制御
俗に聞くBlackBoxとなっているケースが今はほとんどでしょうね。
そう本で勉強した回路リレーやタイマーがないので緊急時の対応も変わります。
又空調機の自動制御などは業者とメンテ契約してますが機械の起動回路まで
はされてない現場は意外と多いのです。
そういう時だけSPOTで業者を呼ぶか?でも即その機械を動かす必要があれ
ば現場の電気主任技術者が何とかしないといけません。
もちろん交換基盤は準備してますが何があっても対応できる様に研究を電気
主任技術者はしておくといつか役に立ちます!

一見してマグネットの片側に線路からの配線がまったく接続されてないのが
スター回路用のマグネットですからね。(先輩が貴方を試す時がある)
就職してスターデルタの絶縁を測定してみろ!と先輩から言われて間違える
と"電験三種を持ってるくせに!"と嫌味を言われるので覚えておきましょう。
こういう基盤が絡む回路自体の絶縁はメガではなく制御電源でI0が1mA以下
なら絶縁は異常なしと判定します。

BLACKBOXと言われる物の中にはこんな基盤が入っています。
開発さえしてしまえばメーカーとしては工事施工が簡単で客先の修理依頼
があっても単に取替すればいいわけで運用も楽なのです。
又メンテナンスエンジニア育成も短期間で可能となる、つまり深技術は不要!
こういう基盤を修理して使う概念は今の時代メーカーさえもありません。
(ハンダを見ただけで最初から使い捨てを想定して作られています)

LSIの表面にはメーカー名と型番があり検索するとそれがどんな動作
をするのかわかる、たとえばロジックICとあるならロジックICとは何と?
そんな調子でNETで調べていけばいいのです。
主に注目するのは入出力周辺の基盤パターンでそこから信号とのやり
取りが見えてくると改造や応急対応も想像できます。
結果表の入出の意味がこうなってるのがわかりました。

改めて基盤と外部接続のシーケンス図面を見るとよく理解できます。
ただ今回扱うために必要なのは配線番号です。
無理にBLACKBOX中まで開く必要はなかったのですが電気を扱う者
としてせめて自分の現場にある物くらいは知っておきたいのです。

又BlACKBOXを開けて判明したのはこれは切り替える事でいくつかの
起動方式に対応していて直入起動でもスターデルタと同じ基盤を使用
しているのがわかりました。
直入モーターの基盤故障でモーターが運転しない場合にマグネットの
コイルにMCBから直に200Vかけるため手前の線をすべて外すのは
面倒です。ですが11番に7Xの電圧をかければ簡単に起動できます。

スターデルタ回路動作ならこうですね。
様はメインマグネットとスターマグネットを投入させ15秒後に1秒の間を
置いてスターマグネットを切りデルタ回路を投入すればいいのです。
実際の基板の線との対応はこうなっています。
まず図面を見ると11番の線からメインマグネットに、12番の線からスター
マグネットに、13番の線からデルタマグネットに電圧をかけて投入させて
いるのがわかります。7Xは電源の片側でマグネットへ最終的に電源を
配給します。マグネットのもう片側の電源7Yは基板の手前で共通接続
されてるので今回の操作では触る必要はありません!

BLACKBOX交換又は交換部品がなく応急対応をする場合は何かあって
高額な中央監視システムに被害があってはなりませんから接続の切り
離しを行ってから作業は行います。
配線コネクターを抜くのでまず制御電源を切り基板を停止させます。
22000Vの回路でも12Vの回路でも★電流が流れてる回路を生で線を
抜く行為は電気屋としてはしてはいけないのです★
回路の絶縁点検ではこの2線でI0が1mA以下なら問題ありません。
(通常はI0なら1.0~0.5mA、I0rなら0.4~≒0mA_程度ですね)

次にBLACKBOXに接続してる配線コネクターを抜きます。
簡単に抜けない用に正常でも少しキツくはまっていますが固着して取
れないなら少し揺すりながら引っ張れば脱着できるはずです。
これを無理にラジオペンチやプライヤーでつまんで引っ張ると割れて
壊れる事があるので何かのつまむ物を使う場合は気をつけます。
作業中に物を壊すというのは何も考えてない力任せ作業でほとんど
の場合に発生しますから当然上手い人は物を壊しません!
(コネクターを酷く破損させて接続ができなくなった場合は起用な指先
がないと修理はまず無理です)

抜いたら3個のSWでこう接続を行います。(ここではMCBで仮に代用)
MCBにおいて①を投入、②を投入でモーターがスター起動を開始したら
既存回路の時間に合わせてそのままで運転させて、仮にそれが15秒
ならば15秒経過したら②を切り1秒後に③を投入すればデルタ運転と
なり起動を完了できます。
つまり回路が自動でしていた事を手動で行うという事です。

スターマグネットとデルタマグネットは同時投入されると短絡するので互い
のb接点を各コイル電源に挿入しています。
下は回路変化による電流値の変化グラフでスターからデルタに切り替わる
時に突入電流が流れてしまいます。(現場でもガチャンと結構音がする)
だからとこの程度でモーターは焼ける程に軟弱ではないです。
モーターが空転状態にならない様に開路を防止するためにオープン状態
防止用の電磁接触器と抵抗器を追加した特別なスターデルタ回路もあり
ますが私はその実物をまだ見た事がありません。
相当に高いでしょうからビル程度では採用する意味がないかもしれません。

私が管理する現場では7.5KWを超える11KWのモーターからこの方式とな
っていますが実際ビルの様な手回しが可能な始動トルクが低い機械では
11Kwのモーターでも電源が飛ぶ事はなく直入でも起動できます。
(昔スター回路が入らず10秒沈黙後デルタ回路でいきなり起動現象を
11KWモーターで経験しましたがTHRトリップはありませんでした)
3.7KW以上や5.5KW以上でスターデルタにするとかありますが国土交通
省の工事基準では11KWからというのがあるのを最近知りました。